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リック・グライムズ (Rick Grimes)は本作の主人公。逃走中の犯人を追いつめていたところを銃で撃たれ意識不明の重体となったのだが、その入院で意識を失っていた期間が長かったので未曽有の惨事を知らずに過ごせた。意識が戻り、キャンプで家族と合流した後は持ち前の正義感とリーダーシップを発揮し皆を先導するが、状況が困難なだけに悲劇に見舞われることもあり、自身の決断は本当に正しいのかという迷いも抱えている。シェーンと同様、保安官として格闘技の訓練を受けているので腕っぷしが強く、並の人間ならば簡単に地に伏せさせ手錠をかけることが出来る。

性格[]

リックは合理的で、冷静さを持ち合わせ、良きリーダーであると同時に良い父親でもある。時に強い倫理観でグループを制する。シェーンが衝動的な人間だとしたら、リックは理性的な人間だ。しかし、リックは見通しのない状況で勝負に出て失敗することがしばしばある。これは度々、周囲との言い争いの種になる。元保安官であるリックは高い戦闘技術と強い責任感、そして決断力を持っているのでグループのリーダーになった。ローリが亡くなってから、リックは精神的に不安定な状態に陥りやすくなり、厳しい決断もするようになった。その後、カールを育てる為、しばらくリーダーの地位から離れるも、ダリルの説得もあって、グループのリーダーに戻った。

バックグラウンド[]

リックとシェーンは学生時代から友人。共に警察管理大学に入り、卒業して保安官になった。リックはその後、ローリと出会い結婚。息子カールが生まれた。

シーズン1[]

リックとシェーンは保安パトロール中に逃走犯を追いつめるも犯人の銃弾を受けてしまい倒れ、意識不明の重体となる。それから長い月日が経ち、リックが病院で意識を戻すと世界は一変していた。病院は廃墟になっていて人の気配はなく、代わりにウォーカーたちがいた。リックはすぐさま家に帰り、家族の安否を確かめようとしたがそこには誰もいなかった。

リックは家に帰宅しあたりを調べているとジョーンズ親子に出会った。そこでアトランタに人々が避難していると聞いたリックはそこへ向かうことにした。

アトランタに到着したリックは、他の生存者であるアンドレアジャッキーT-ドッグモラレスメルルと出会った。アトランタはウォーカーの群れで危険な場所になっていた。リックはもめごとの末、横暴なメルルを拘束することにした。逃げ道を確保するために彼らはウォーカーを装い外に出てた。そしていざ逃げると言うとき、T-ドッグのミスで、メルルを拘束していた手錠の鍵が排水溝に落ちてしまい、一向は彼を屋上に置き去りにしたまま逃げた。

キャンプに着くと、一向は家族との再会を喜んだ。リックの妻・ローリと息子・カールもこのキャンプで暮らしていた。リックはその幸運に涙を流し、久しぶりに家族揃った時間を過ごした。翌日、リックはもう一度デパートに戻り、メルルを救うことにした。シェーンはリックの決定を反対したが、リックはそこに落とした大量の武器を取りにいくという目的もあるからと、自分の意見を通した。

彼らはデパートに戻ると、メルルはそこにいなかった。メルルの弟であるダリルは狼狽し激高したが、すぐにどうやらメルルは自力で逃げたようだと推察すると、彼を探すと同時に武器を回収することにした。

しかし、リックが落とした武器は別の集団にも狙われていた。そのため、リックは武器を獲得するためその集団と争うことになった。リックとその集団・グループGは共に人質を取り合い取引することになった。しかし、グループGは一見ギャングのような身なりをしているが、話の分かる集団だった。彼らの事情を聴き、力になりたいと思ったリックは武器の半分を彼らに渡すことにした。

武器を回収できたのでキャンプに戻ろうと車をとめた場所にいくとそこに車はなかった。メルルが乗っていったに違いないと思った一向は仕方なく走って帰ることにした。やがて日が暮れてキャンプに戻ってみると、丁度、ウォーカーたちに襲撃されているところだった。リックたちは急ぎ、ウォーカーをせん滅したが数名の犠牲者が出てしまった。翌日、ウォーカーになってしまう感染症の対策が研究されているはずだと一向はCDCに行くことにした。このことについては賛否があったが、リックは皆を説得しキャンプを後にすることに決めた。

CDCにつくとそこにはジェンナー博士がひとり居るだけだった。一向はそれを不思議に思ったが堅固な建物の中で眠れることにとても喜んだ。しかし、翌日、ジェンナー博士から燃料が切れたためあと数時間でこの建物は自爆すると告げられ急いで脱出、その場を後にした。

シーズン2[]

フォート・ベニングに避難所があるという話を頼りに大通りを車で移動していたが、途中で渋滞のまま車が乗り捨てられていた場所がありそれ以上先に進めなくなった。一向はせっかくなので置き去りの車からガソリンと使えそうな品々を物色することに決めた。しかし、物色している最中、通りにウォーカーの大群が現れた。皆は車の下に潜るなどして難を逃れようとしたがソフィアがウォーカーに見つかったため森に逃げて行ってしまった。リックは森の中を探しソフィアと合流するがウォーカーと戦う中ではぐれてしまう。一向は仕方なくこの場に残りソフィアの捜索をすることにした。

一度、皆の元に戻り今度はリックはシェーンカールを連れて捜索に行く。その最中、森の中で鹿を見つけたカールがそれに近づこうとしたとき、その鹿を銃で狙っていたオーティスの銃弾が誤って当たってしまう。驚いたオーティスは急ぎカールを自分の住んでいるグリーン農場へと運んだ。

農場の主・ハーシェルは獣医で医学の心得がある人物だった。ハーシェルカールを診察し、体に入り込んだ弾丸の破片があり取り除かなければならないのだが、医療品が足りないので調達しなければならないと言う。シェーンオーティス は急いで廃校に医療品を探しに行き、ハーシェルの娘マギーは馬に乗りローリを呼びに行った。夜更けにシェーンが医療品を持ち帰ったがオーティスは帰らぬ人となってしまった。ハーシェルはすぐさま手術を開始し成功。カールは一命をとりとめたのだった。

カールが意識を取り戻したのでソフィアの捜索が再開されることになった。しかし、ハーシェルは部外者を受け入れる気はなく、出て行ってほしいと思っていた。そんな中、ダリルが捜索中、足を滑らせ斜面を転げ落ち重症を負って帰ってきた。シェーンは捜索を打ち切るべきだと言う意見を強くし、リックに強い態度で言うようになった。そんなとき、ローリが妊娠したことが分かった。ローリはそれを話すとき同時にリックが居ない間、シェーンと関係を持っていたことを話した。リックは非常事態に起きたことだからとそれを受け入れたが、シェーンはお腹の中にいるのは自分の子供なのではないかと思っていた。

グレン物資を調達するさなか、マギーと関係を持つようになった。そんなグレンがあいびきに離れの納屋を選びそこに行くと、中でウォーカーが飼われているのを見つけた。グレンはそれをマギーに口止めされたが、黙っていることが出来ず皆にそれを伝えてしまう。それを聞いた一向は放っておくことが出来ないと一掃することにした。そんな納屋の中にウォーカーとなってしまったソフィアが居た。リ一向は悲しみの中で彼女を撃ち殺した。

翌日、納屋の一件がショックだったことからハーシェルが姿をくらましてしまう。末っ子のベスは昔通っていたバーが近くにあるからそこに居るに違いないと言い、リックとグレンハーシェルを呼びに行くことにした。そしてバーでハーシェルに会う事が出来たのだが、バーで話していると別の一団が現れた。明らかに品性のない野蛮な振る舞いの一団だったので、結果、銃撃戦になってしまった。しかし、その銃声でウォーカーが集まって来ると一団は逃げてしまい、リックたちも逃げようとするが、そこに逃げ遅れた男・ランダルが居たので放っておけずリックは彼を連れて帰った。ランダルの処置についてはグループの意見が割れ、言い争いになってしまった。

グループの賛成多数により、ランダルの処刑は決行されることになった。しかし、リックはためらいそれを行うことが出来なかった。翌日、業を煮やしたシェーンランダルを連れ出し、彼を勝手に殺害してしまう。シェーンは彼が自分を騙して逃げたと言い、リックを森の中に誘い出した。シェーンが自分を殺すつもりだと気付いたリックは彼を逆に殺害した。

リックが戻ると農場に大量のウォーカーが押し寄せているところだった。ハーシェルは最後まで残ると言い張るがそれを説得して皆がバラバラに逃げた。その後、農場に来る前に車を置いていたところに行くと皆が集まってきた。それぞれが再会を喜んだが、そこでリックは自分がシェーンに殺されそうになり返り討ちにしたということ、それとジェンナー博士が別れ際に言ったことである「すでにすべての人が感染している」という事実を告げた。皆のリックへの不信は一気に高まった。

シーズン3[]

八ヶ月が経った、一向はリックの指揮のもと生き延びていた。リックは刑務所を見つけそこに住むことを考えた。だが、刑務所を探索していると生き残りの囚人たちと出会った。囚人たちはずっと刑務所の中で生き延びていたらしくウォーカーのことをほとんど知らなかった。リックは囚人たちに色々な情報を提供したが共に住むことは出来ないと言い争いになり、結果、殺し合いにまで発展した。リックは生き残った囚人を離れた場所に住まわせた。

それから、ウォーカーを退治しながら少しずつ安全な場所を広げ柵に鎖をかけ安全な棲み家を見つけて間もなく。殺し合いの中で生き残った囚人が復讐をしにやってきた。フェンスの鎖を壊し、大量のウォーカーを中に入れリックたちを皆殺しにしようとした。そんな大騒動の中、ローリが産気づいてしまう。しかたなく、その場にいたマギーに頼み、帝王切開で赤子を取り出すことに成功したのだが、それは手術ではなかったのでローリは出血で死んでしまった。

リックはローリが亡くなったショックで心を乱していた。そんな中、刑務所にミショーンがやってきた。ミショーンマギーグレンがウッドベリーまで連れ去られたと言い、彼らを救う手助けをしたいと言った。

ウッドベリーでマギーグレンの救出に見事成功したが、脱出の際、ダリルが捕えられてしまった。ダリルはそこで兄のメルルと再会しふたりでウッドベリーから脱出する。一方リックたちはウッドベリーの総督と戦争をするために武器が必要だと、地元に戻り警察の武器保管庫から武器を調達しようと考えた。そこでリックは警察の武器保管庫から大量の武器を入手したモーガンと出会う。モーガンは息子を失ってしまいウォーカーを駆除することに取りつかれていたがリックのことを思い出し正気にもどった。リックが一緒に暮らさないかと誘ったが、モーガンはゾンビの駆除を続けると言ったので、リックはいくつかの武器を貰い受けモーガンに別れを告げた。

リックは総督と交渉する機会を設けるも、彼と共存できないという事を分かっていた。結果、総督はウッドベリーの住民を兵隊にしたてて刑務所に攻め込んできた。だが、リックの篭城作戦が功を奏し、見事に総督たちを撃退、その後、総督は仲間割れをしウッドベリーの住人たちの幾人かが刑務所で住むことになった。

シーズン4[]

リーダーから退いたリックはウォーカーのようにさまようを見つける。彼女はリックを見つけると助けを求め、夫と一緒に仲間に入れてくれと言った。リックは用心深く彼女についていくと、彼女のキャンプ地には彼女しかいなかった。彼女の精神はすでに壊れていてキャンプ地に着くといきなり襲い掛かってきた。リックは素早くかわし銃を向けると彼女は全てを諦めて自殺してしまった。

刑務所の中で感染病が流行していた。死に至る病で気が付かないうちに死んでしまうと刑務所の中でウォーカーになってしまうというやっかいなものだった。

リックは勝手に感染した患者を殺したキャロルに少し食べ物とガソリンを渡し立ち退かせた。

ウォーカーを侵入を防ぐため、リック達は刑務所のフェンスを作り直した。総督はその行動を監視していた。ミショーンハーシェルをつかまえて、人質としてリックたちと交渉をした。交渉中に、総督ハーシェルを殺して、怒りの限りのリック達は総督と対戦した。激戦のなか、総督ミショーンに殺された。グループはバラバラになった。リックとカールはある家まで逃げた。リックは疲れから昏迷した。カールは意識のないリックの側に彼への不満を言った。

リックとカールミショーンと合流した。彼らは鉄道に沿って終着駅に向かって逃げた。途中で、彼らはダリルとも再会した。

リックたちはようやく終着駅に着いた。そこにアレックスという男がいた。彼はリックを連れて終着駅を紹介したが、リックは終着駅での人は仲間のの所有物を持っていることを気づいた。アレックスを殺害した後、リック、ダリルミショーンカールは後門から逃げようと思った。しかし、終着駅の人に囲まれた。その人達の中には、ボブマギーサシャグレンタラエイブラハムロジータ、そしてユージーンがいた。


シーズン5[]

終着駅の貨車に閉じ込められたリック達は単独行動を取っていたキャロルのおかげで脱出に成功し、ゲイブリエルを助けると彼の教会へ向かった。リックはゲイブリエルへの不信感を拭えなかったが、彼の案内でフードバンクから大量の食料を入手して戻った。戻ってくるとボブの姿が消えており、リックはゲイブリエルとその仲間の仕業ではと彼を問い詰める。

しかし足を切断されたボブ教会の庭に打ち捨てられると、ユージーンに危険が及ぶことを危惧したエイブラハムはすぐにワシントンD.C.へ向かうべきだと主張し、キャロルダリルが戻るのを待つというリックと諍いになった。グレンの取りなしで半日の猶予を得たリックは数人と共に終着駅メンバーの捜索に出たが、その隙に別ルートでやってきた終着駅メンバーが教会に乗り込んできた。その時リック達が暗闇から姿を現し、リックはギャレスの指2本を撃ち落とすとマシェットでギャレスを殺害し、他の終着駅メンバーもリック達の仲間によって全員殺害された。

リックはダリルキャロルが戻るのを待つことに決め、ワシントンD.C.を目指して出発するエイブラハム達を見送った。その後ダリルノアを連れて戻るとキャロルベスグレイディ記念病院に捕らわれていることを聞き、ジュディスカールミショーンを残してアトランタへ向かった。リックはグレイディ記念病院の警官達を捕らえて内情を聞くと人質交換の計画を練り、警官の一人ラムソンが脱走すると冷酷に彼を殺害した。

リックはグレイディ記念病院との取引の場で人質交換を持ち掛け、その後警官のリカーリシェパードを連れて病院に入った。リックと病院のリーダーであるドーンは慎重に取引を行い、キャロルベスを無事に取り戻した。しかしドーンがノアの身柄を要求したことがベスの怒りを呼び、ベスに攻撃されたドーンは反射的にベスを射殺してしまう。ダリルドーンを射殺したがリックは涙ながらにその場をおさめ、ベスの亡骸と共に病院を去った。

ベスを失った一行はノアが昔住んでいたというシャイアウィルト団地へ向かうことにしたが、そこは既に何者かによって破壊と虐殺が行われていた。リックは街の偵察中にグレンから「生き残るためには戦うしかないとわかった」「今なら”終着駅の狂った連中を見逃せ”とは言わない」と打ち明けられ、ミショーンの頼みを聞き入れてワシントンD.C.へ向かうことに同意する。 その後、街でタイリースウォーカーに噛まれ、リックは彼を助けるために尽力したが彼は死亡してしまう。

一行はガソリンを使い果たし徒歩での移動を開始した。食料も水も尽きた頃、路上に「友人から」と書かれた水のボトルを発見するが、用心のためそれを口にするのはやめた。その後雨が降り始め、彼らは水の恵みを喜んだが、竜巻が来る予兆を感じてダリルの見つけた納屋に避難した。納屋でリックは従軍した祖父の話をし、自分達が「歩く死人」であると意識して生きるべきだと語る。外の天候が怪しくなってくると納屋にはウォーカーが押し寄せ始め、全員で協力して扉を抑え、夜を乗り切った。

翌朝、嵐は過ぎウォーカー達も嵐によって一掃されていた。マギーサシャの元に現れたアーロンと名乗る男はリックに自分のコミュニティに加わらないかと語りかけるが、リックの猜疑心は強く、彼を殴って昏倒させる。他のメンバー達に説得されリックはしぶしぶアーロンのコミュニティへ向かうが、夜間の移動中に車のトラブルを起こしウォーカーの群れに遭遇してしまい、その時上がった信号弾の方向へ向かった。信号弾を撃ったのはアーロンの恋人エリックであり、負傷した彼と共にリック達は翌日アレクサンドリアに到着した。

アレクサンドリアで武器を回収されたリック達一行は立派な家を二棟与えられ、コミュニティのリーダーであるディアナから一人一人面接を受けた。リックは久しぶりの温水シャワーを浴びて髭を剃り、家を訪ねてきたジェシーに髪も切ってもらった。しかしリック・ダリルキャロルは街に対してまだ警戒を緩めない。

物資調達に出たグレンエイデンの諍いをおさめた後、リックはミショーンと共にアレクサンドリアの警官に任命される。アレクサンドリアの人々は危機感が薄いと感じるリックはディアナに監視塔の設置を提案した。ディアナはリック達のウェルカムパーティーを開催し、そこでリックはレジジェシーピートと会話をした。その後、ジュディスを抱いて「赤ちゃんは久しぶり」と嬉しそうにしているジェシーの頬にキスをしてジュディスを受け取り、ジェシーも微笑んだ。

ジェシーのガレージにあるフクロウの像が破壊され、リックはその犯人を捜そうとする。その後、サムとの会話からピートの家族への暴力を悟ったキャロルは、リックに「ピートは死すべき人間だ」と告げる。

リックはエイデンノアの死についてグレンから話を聞き、アレクサンドリアの人々は何もわかっておらず、自分達の考えを理解させるにはまだ早いと彼を諭した。キャロルはリックにサムから聞いたDVの内容を伝え、リックはピートに罰を与えなくてはという思いを強める。リックはピートの件をディアナに伝えたが、ディアナはDVを知りながらもピートがこの世界では貴重な医者であることから見逃していた。リックはディアナを責め「ピートを殺す」と宣言するが、ディアナは文明の街で殺人は許されない、もし実行すればリックを追放すると主張する。

リックはジェシーの元へ行き、ピートジェシーとの関係について手助けできると伝えるが、ジェシーは消極的でこの件へのリックの関与を拒んだ。しかしリックは再度ジェシーを説得しようとし、ジェシーが承諾した直後にピートが帰宅してきたことでリックとピートは乱闘になってしまう。乱闘は家の外でも続き、街の住人達が見つめる中ディアナが仲裁に現れると、リックはその場の人々に銃を見せて牽制し、この街を守るためには現実を見て、誰がこの街に住むべきか決めるべきだと訴えたものの、ミショーンに制圧された。

街ではリックの処遇をどうするか決めるための会合が行われることが決まった。リックは弁明のために会合に出席する予定だったが、街のゲートが開いておりウォーカーが壁の中に入ったことに気づいて単身対処する。会合はリック抜きで始まり、ミショーンマギーはリックを弁護したが、ディアナゲイブリエルからリック達についての良くない話を打ち明けられたことを明かす。その時リックが倒したウォーカーを担いで会合に現れ、アレクサンドリアの壁だけでは住民を守れない、壁を越えようとしてくる生きている人間とウォーカー両方に対して厳しい対処をするという準備が必要で、生き残る方法は自分が教えることができると訴える。すると突然酒に酔い激怒したピートがリックはよそ者だと喚きながらミショーンの刀を持って現れ、彼を止めようとしたレジが斬られて殺された。ディアナに処刑を命じられたリックは即座にピートを射殺したが、アレクサンドリアに現れた旧知のモーガンが偶然にもその現場を目撃してしまう。

シーズン6[]

モーガンと再会したリックはピートの遺体を埋葬しに2人で壁の外に行き、驚くべき数のウォーカーがひしめき合う採石場を発見した。採石場から戻ったリックはコミュニティの安全のためにも新たな生存者を探すのは暫くやめるべきだとダリルに告げるが、ダリルは異議を唱える。

採石場のウォーカーについてリックは会合を開き、採石場のウォーカーアレクサンドリアになだれ込んでくる危険性について説明し、ウォーカーの誘導案を提示して志願者を募った。 以前からの住人カーターはリックに対してこの町にはふさわしくないという思いを強め、数人の住人と秘密裏にリック殺害を計画するが、リック本人に制圧されて未遂に終わる。後にリックは本当はカーターを殺したかったと打ち明けている。

リック達はウォーカー誘導作戦の予行演習のために採石場へ向かったが、その時ウォーカーの大群を堰き止めていたトラックが崖から転落し大群が解き放たれてしまったため、計画はすぐに実行に移された。作戦の最中にカーターウォーカーに頬を噛まれたが、彼の悲鳴でウォーカーが引き寄せられてしまうのを防ぐため、リックはカーターの首を刺して殺害した。

大群は予定通り移動していたが、アレクサンドリアの方角からクラクションの音が鳴り始めると、群れの後半がそちらに方向転換を始めてしまう。リックはダリルに大群の先頭の誘導を任せ、グレンミショーンに住人達を頼むとキャンピングカーに乗ってアレクサンドリアを目指したが、途中でウルブスに襲われてしまう。なんとかウルブスを殲滅したリックだが、キャンピングカーが壊されてしまい、徒歩でアレクサンドリアにたどり着いた。

リックは街に留まっている住人達に「ウォーカーに気づかれないよう音と光を極力抑えてくれ」と指示し、外にいるダリルサシャエイブラハムが今も大群を誘導していることを報告した。ディアナは自分よりもリックの方がリーダーにふさわしいと指揮を任せ、自分の抱いていたアレクサンドリアのビジョンは幻想だったのだろうかとリックに尋ねるが、リックはそれは違うと答えた。その後リックはジェシーの元を訪れ、二人は不安と希望を分かち合いキスを交わした。

リックは壁の安全を確認しながら街中を移動しマギーを励ましたが、ゲイブリエルが祈りの輪について掲示を出しているのを見かけると、彼の裏切りを許せずそれを引き裂いた。その後カールと共にロンに銃の扱い方を教えたが、ロンが壁の外のウォーカーで練習したいと言うとそれを拒否した。

リックはキャロルミショーンを伴ってモーガンとの話し合いの場を設け、「モーガンウルブスを殺さなかったせいでキャンピングカーが壊され、群れの誘導ができなくなった」と彼を責めた。しかし「全ての命は尊い」という信念の元に行動しているモーガンはリックが昔とは変わってしまったと指摘する。

リックが壁の強化をしているとトビンが手伝いを申し出た。トビンはリック達が最初に街にやってきた時のことを語り、住民は変化に消極的ではあるがリック達が正しいと気づく日が来る、自分達を見捨てないでほしいと伝える。

スペンサーがロープ伝いに壁を乗り越えようとしているのに気づいたリックは彼の元に駆け付けるが、フックが壊れスペンサーは眼下のウォーカーの大群の真ん中に落下しそうになる。皆の協力でスペンサーは助かったが、リックは救出のためとはいえ危険な行動を取ったタラを叱責し、ディアナに対しスペンサーの愚かさについて苦言を呈す。

コミュニティの上空に緑色の風船が現れるとマギーグレンが生きているとリックに興奮しながら報告した。しかしその直後、教会の塔が倒れ壁が破壊されてしまう。

壊れた壁の隙間からウォーカーの大群がアレクサンドリア内に流入し始め、ディアナウォーカーとの戦いで負傷する。ジェシーの家に匿われたリック達だったが、押し寄せるウォーカーの勢いが強く、2階に撤退することになってしまう。ディアナウォーカーに噛まれていることが明らかになり、リック達はもう助からないと判断したディアナとここで別れ、ウォーカーの内臓でカムフラージュし大群の中を移動して脱出する決断をする。

大群の中を移動している間にリックは採石場から車両を回収して大群を誘導する新たな計画を提案し、裏切者のゲイブリエルを信じてジュディスを託すと移動を再開した。しかしサムが恐怖で錯乱してウォーカーに襲われ、さらにジェシーも噛まれてしまう。リックはカールの腕を握ったままのジェシーの腕を斧で切断してカールを助けたが、ロンはリックのせいで家族全員が死んだ、とリックに銃口を向ける。ミショーンロンを刺して阻止したが、ロンウォーカーに襲われながらも引き金を引き、その銃弾はカールの目に命中してしまった。

リックは意識のないカールを抱きかかえて診療所まで必死で走り、デニースに手当てを依頼した。リックは怒りに任せ外に出ると単身ウォーカーに猛攻をかけ始めた。そのうち他の住人達もその戦いに加わっていき、夜通しウォーカーを倒し続けた。

翌朝、リックはアレクサンドリアの住民たちを見くびっていたと認め、彼らの実際の力を見てディアナのコミュニティ拡大計画を実行に移すことを決めたと語る。カールにも新しい世界を見てほしいと涙ながらに話すリックの手を、カールの手が握り返した。

アレクサンドリアウォーカーに蹂躙されてから2ヶ月後、カールは目元を包帯で覆っているものの回復したように見え、平和な日常が描かれる。リックはダリルと2人で物資調達に出かけ、食料を積んだトラックを見つけるとそのトラックでアレクサンドリアに一旦戻ることにした。途中で自動販売機をトラックで引き倒したところに1人の男が現れ、近くにウォーカーが複数いると警告した。ポール・ロビアと名乗ったその男は「ジーザスと呼ばれている」と言い、ダリルは信用できないと思ったのかリックが「3つの質問」をしようとするとそれを遮った。ジーザスを解放した後、銃声に気づいたリックとダリルは音のした方へ駆け付けたが、それはジーザスの仕掛けた爆竹の音であり、その隙にトラックはジーザスに奪われてしまう。

リックとダリルはトラックを追跡してジーザスを拘束することに成功したが、彼を置き去りにしてトラックで出発したと思いきや彼はトラックの屋根に乗っていた。ダリルジーザスは乱闘になり、その過程でトラックは物資ごと池に沈んでしまう。怒ったダリルは気を失っているジーザスを連れて帰るというリックに不本意ながら同意する。

街に戻りジーザスデニースの診察を受けさせたリック達は、彼を地下牢に入れるとまだ意識のない彼の側に水とメモを置いてその場を離れた。翌朝、リックとミショーンが眠っているところにジーザスが現れ、「話し合いが必要だ」と話しかける。

ジーザスは農業を営むコミュニティの一員であり、取引相手を探しているとリック達に打ち明ける。ヒルトップというそのコミュニティが本当に存在することを証明するため、ジーザスはリック・ミショーンダリルグレンマギーエイブラハムを案内した。道中で物資調達中に事故に遭ったヒルトップのメンバーを救出し、一行はヒルトップに無事到着した。

ヒルトップグレゴリーという男がリーダーを務めていたが、別のグループとの取引に出ていたヒルトップメンバーが戻ってくると騒ぎが起き、「上納品の量が少なかったため、クレイグが人質に取られてしまった」という報告がなされた。取引から戻ったイーサンという男がグレゴリーの腹を刺したため、リック達は場を収めるためにイーサンを殺し、他のメンバーもリックの仲間たちが制圧した。ジーザスは両者を落ち着かせると、取引相手である「ニーガン」率いる「救世主」というグループについてリック達に情報を伝え、リック達は物資と引き換えにクレイグを取り戻す、と助力を申し出る。

リック達はアレクサンドリアに戻り、リックは教会で集会を開いてヒルトップの現状を伝え、救世主というグループがいずれ自分たちの脅威になること・ヒルトップとの契約のために救世主を殲滅する必要があると説明した。リックはヒルトップアンディ救世主の基地の内部の地図を描かせ、夜に侵入して敵を全員殺してあらゆる物資を持ち帰る計画を立てる。また、救世主グレゴリーの死亡証明として彼の生首を求めていることを聞くと、グレゴリーに似た顔をしたウォーカーの頭部を切り落として鼻を殴って曲げ、グレゴリーの生首に偽装した。

リック達はアンディに偽のグレゴリーの首を渡し、救世主の基地に持って行かせてクレイグを奪還した。そして隙を見て基地の内部に侵入し、眠っている救世主メンバーを静かに殺害していったが、途中で救世主メンバーに見つかってしまい銃撃戦が始まってしまう。リックも奮闘し、基地内の敵を一掃して夜明けには屋外で他の仲間と合流した。

生存者が一人ダリルのバイクで脱走を試みるとリック達はその男を捕らえたが、その時男の持っていた無線に連絡が入り、無線の向こうの女はキャロルマギーを捕まえているとリックに伝える。リックは人質交換を提案したが無線の女ポーラはそれを拒否し、捕らえた男プリモを尋問し「自分がニーガンだ」という答えを得ると無感情に彼を殺害した。

キャロルマギーポーラ達を殲滅し戻ってきた後、キャロルは別れのメモを残して街を出て行った。リックとモーガンキャロルの捜索に出かけたが、銃撃戦の痕跡が見つかっただけだった。救世主が予想以上にアレクサンドリアの近くまで来ていることに気づいたリックは基地を制圧しただけでは脅威は終わっていなかったと感じる。

キャロルがかつてカレンデイビッドを焼き殺したことでリックに追放されたことをモーガンは例に出し、もし今日同じことが起きたらどうするかとリックに尋ねる。リックはもし今日起きたら自分が手を下すか、もしくはキャロルに感謝すると答えた。モーガンはリックが彼女を生かして追放した結果、終着駅で彼女に助けられたと言う。

リックとモーガンは農場跡で武装した男に遭遇したが、その男は馬を探しているだけだと言い逃げようとした。その男に発砲したリックに対し、モーガンウルブスのメンバーのオーウェンを殺さず地下牢に入れていたことを告白する。オーウェンを殺さなかったことでデニースが生き延び、そのデニースによってカールが救われたとモーガンは説明した。

モーガンは一人でキャロルの捜索を続けると言い、もし自分が戻って来なくても探さないでくれとリックに伝えた。リックはモーガンに銃を渡しアレクサンドリアへ戻ったが、そこでミショーンが帰ってきていないことを聞かされる。

突然腹痛に襲われたマギーヒルトップの産科医に診せるため、リックは数人と共にキャンピングカーにマギーを乗せてヒルトップへ出発した。 移動中、前方に生存者の集団が車で道を塞いでいるところに出くわすと、リックは車を止めて外へ出た。 集団のリーダーはリック達に物資を全て渡せ、1人は殺すかもしれないがその後取引をすると言い放った。 リックはその取引を拒否して皆と共に車に戻ろうとしたが、リーダーの男に「もし今日が地球最後の日なら?」と問いかけられる。リーダーの男は「車の中の仲間に特別親切にしろよ」と言い、リック達を見送った。

その後もリック達の車はさらに大人数の集団が道路を塞いでいる場所やウォーカーを鎖で繋いだ障害物、丸太で道が塞がれている場所などに行き当たり、危機感を覚える。夜になるとリック達はユージーン1人がキャンピングカーに乗って移動し敵の注意を引き付けるという計画を実行に移した。リック達はマギーをストレッチャーに乗せて徒歩で移動し始め、ユージーンは1人でキャンピングカーに乗り出発した。 しかし森の中で奇妙な口笛の音が聞こえ始め、100人を超える救世主の大群に周囲を完全に囲まれてしまう。 ユージーンも既に捕まっており、リック達は跪くよう命じられる。

リック達は列に並ばされて跪いており、そこに救世主のリーダーであるニーガンが現れ、基地襲撃で仲間を殺された怒りを口にし、この中の1人を殺すと宣言した。ニーガンは愉快そうな様子で1人を選ぶと有刺鉄線を巻いたバットで激しく殴りつけた。

シーズン7[]

ニーガンルシールを降り下ろし一人を殴り殺した後、リックはニーガンに「いつかお前を殺す」と宣言する。しかしニーガンは臆することなく、リックを引きずってキャンピングカーに連れていく。リックは車内でニーガンに挑発されて斧で殺そうとするが、ニーガンがライフルを所持していたために実行できずに終わる。ニーガンはウォーカーに取り囲まれた状態でキャンピングカーの屋根の上に斧を投げ上げ、リックに取りに行くように命じる。外へ押し出されたリックはキャンピングカーの上で先ほど起こった惨劇を思い出している。

ニーガンが選んだのはエイブラハムだった。エイブラハムを殺され絶望するロジータをニーガンがあざ笑い、ダリルはそれを見てニーガンに殴りかかった。そしてその罰として更にグレンが殺されたが、リックは絶望の中呆然とその様子を見つめることしかできなかった。

現在に戻り、キャンピングカーの上でリックはニーガンに急かされ、斧を持って屋根から飛び降り陸橋にぶら下がっていたウォーカーにしがみつく。しかしその時斧を落とし、ウォーカーがリックの足元に群がってくる。ニーガンはリックに群がっているウォーカーを車内からほとんど撃ち殺すが、リックは群れの中に転落してしまう。ニーガンはリックを助け、自分のために生産的な生活を送れと言って斧を手渡す。

仲間たちの元に連れ戻されたリックは、ニーガンから「リックの自分を見る目を変えるためにドライブに連れて行った」と語り、リックがまだ反抗的な目をして自分を見ていると指摘する。リックがまだ自分に服従していないと考えたニーガンは、カールの利き手にベルトを腕に巻いて止血帯としてうつ伏せにさせ、リックに「カールの腕を切り落とさなければアレクサンドリアの人々も含めて全員が死ぬ」と脅しをかける。リックは涙ながらに「カールの代わりに自分の腕を切ってくれ」と訴えるが、カールは自分の腕を切るようリックを促す。リックがカールの腕を斧で切る寸前にニーガンは止めに入り、完全に絶望して精神的ダメージを受けているリックの様子を見て満足する。

ダリルは救世主達に車に押し込まれ、ニーガンは「ダリルは俺のものだ」と説明する。そして一週間後に最初の献上物を取りに行くと言い、笑いながら去っていった。

残されたリックの仲間たちはショックと悲しみで動くこともできない状態だったが、マギーが必死に立ち上がり戦う準備をしなくてはと言う。しかしマギーの体調のこともあり、ダリルも人質に取られ頭数でも劣っている今、ニーガンを追えば全員が死ぬとリックは説得を試みる。サシャがマギーをヒルトップへ連れていくと名乗り出、一同はグレンの遺体を移動させる準備を始める。

リックはニーガンの「みんなで幸せに年を取っていけると思っていただろうが、もうそうはいかない」という言葉を思い出し、アレクサンドリアでグレンやグレンの子供、エイブラハムもいる幸せなディナーを思い描く。しかしキャンピングカーで出発したリックの背後ではウォーカーがグレンとエイブラハムの残骸を喰っており、リックの目は絶望を滲ませていた。

ニーガンは予定より早くアレクサンドリアに現れた。リックとゲイブリエルは機転を利かせ、マギーは死んだかのようにニーガンに返答する。医務室ではカールが物資の略奪に来た救世主のメンバーに銃を向けており、このことでニーガンはアレクサンドリアの銃を全て没収すると宣言する。

武器庫にあるはずの銃の数が合わないことが発覚し、リック達はオリビアを殺すと脅されて必死で銃を捜索する。銃は盗まれた食料や酒と一緒にスペンサーの家に隠されていた。銃をニーガンに届けたリックは、住人たちを守るためにミショーンが隠し持っていたライフルすらもニーガンに献上した。

その後リックはスペンサーを叱責したが、グレンとエイブラハムの死はリックのせいだと言われ、「今度同じようなことを言ったら顎を砕いて歯をへし折る」とスペンサーを脅す。

夜にミショーンと話をしたリックは、ジュディスは自分の娘ではないだろうが彼女を守らなくてはならない、皆を生かすためにニーガンとの共生を受け入れなくてはならない、と話す。

リックは救世主に毎週収める物資を調達するため、アーロンと共に外へ出る。「入ってこい、ここにあるのはトラブルだけだ」と書かれた看板を見つけた2人は中へ入り、ウォーカーが多数いる池にたどり着き、その中央に浮いているハウスボートを発見した。しかしハウスボート内で物資を集めたリック達の積み込みの様子を誰かが見ていた。

アレクサンドリアに戻ると救世主がすでに到着しており、銃声が聞こえた方へ向かうとスペンサーとオリビアが殺されていた。ニーガンはカールが聖域で自分の部下を2人殺したこと、ロジータが自分を撃とうとしたことをリックに教え、銃弾を作ったユージーンを捕らえて去っていく。

その夜、ミショーンはリックに「みんなのために戦うべきだ」と告げ、リックも戦いの覚悟を決める。ヒルトップでマギーやジーザス、ダリルと合流したリックはグレゴリーを説得しようとしたが失敗、しかしヒルトップの住民たちは戦いに加わりたいと申し出る。さらにジーザスの仲介により王国という生存者グループにも参戦を呼びかけようとしたが、王国のリーダーであるエゼキエルは協力はできないが代わりにダリルを王国で匿おうと提案する。

ニーガンは逃亡したダリルの捜索を始め、サイモンが救世主の大群を連れてアレクサンドリアに現れる。サイモンはアレクサンドリアのほとんどを破壊したもののダリルは見つからず、諦めて去っていく。

その後、ゲイブリエルが失踪したことがわかるとリックは調査を開始するが、その場に残されたノートに「ボート」と書かれているのを見つけたリックとアーロンは以前に物資を調達したハウスボートのことだと気づく。現地へ向かったリック達はゴミ山を拠点とするグループ「清掃人」と遭遇し、リーダーのジェイディスと交渉して武装したウォーカーとの戦いに勝ち、清掃人たちに救世主との共闘を取り付けるが、それにはリック達が銃を用意すること、戦いが終わった時に戦利品の3分の1と食料の半分を提供すること、という条件があった。

リックとミショーンはジェイディスに渡す銃を探すため物資調達に出ていた。学校にたどり着いた2人は缶詰などの大量の物資を発見し周囲のウォーカーを殲滅しようとするが、移動遊園地跡で危険な状況になるものの無事に合流する。帰り道でリックは「もし自分がこの戦いを生き残れなかったら、ミショーンにグループのリーダーになってほしい」と伝える。手に入れた63丁もの銃をジェイディスに渡したリック達だったが、ジェイディスはその倍近くの銃を要求する。

タラはリックにオーシャンサイドの武器庫の話を打ち明ける。二人は仲間を連れてオーシャンサイドに向かい、銃を渡してほしい、誰も傷つけるつもりはないとオーシャンサイドの人々に呼びかける。しかしオーシャンサイドのリーダーであるナターニャは「これ以上の犠牲を出したくない」参戦を拒否し、銃だけをリック達に渡す。

オーシャンサイドから戻ったリック達は牢に入れられたドワイトと対面する。ドワイトはアレクサンドリアへの協力を申し出、ニーガンを倒すための計画を提示する。ドワイトは聖域に戻っていくが、デニースを殺されたことを忘れられないダリルは計画が終わったらドワイトを殺すとリックに宣言する。

アレクサンドリアに清掃人たちが到着した後、救世主がアレクサンドリアに現れる。事前に仕掛けておいた爆発物が不発に終わり、清掃人たちがリック達を裏切って救世主側についたことが発覚する。ニーガンはサシャと引き換えに全ての銃とダリルと引き渡せと言いサシャの入った棺桶を見せるが、棺桶を開けるとウォーカーに転化したサシャが現れニーガンに襲い掛かる。しかしジェイディスに脇腹を撃たれたリックはニーガンの前に引きずり出され、カールを殺してリックの腕を切るとニーガンに脅される。ニーガンがカールを殴ろうとしていると突如シヴァが清掃人に襲い掛かり、エゼキエル率いる王国の人々が戦いに加わる。ニーガンと救世主たちは撤退し、清掃人達の多くを殺したリック達は勝利を収めた。アレクサンドリア、ヒルトップ、王国、それぞれのコミュニティのリーダーが演説し、3つの生存者グループは団結して全面戦争の準備を始める。

シーズン8[]

リックはアレクサンドリアヒルトップの戦闘員たちの前で演説をし、救世主を止め、ニーガンという唯一の死すべき存在を殺すと宣言する。リックはカールと行動中に見つけた見知らぬ男を銃で追い払い、強化した車で隊列を成して聖域に向かうと、戦闘員たちと共に空に向けて一斉に威嚇射撃をした。聖域の建物からはニーガンと救世主の幹部達が現れ、リックは彼らに「降伏すれば殺しはしない」と呼びかけるが、誰一人降伏しなかった。ニーガンはグレゴリーにヒルトップのメンバーを説得させようとするが、ジーザスらヒルトップのメンバーは既にマギーを自分たちのリーダーとして認めており、グレゴリーを拒絶する。救世主側に降伏する者がいなかったためリック達は発砲を始め、幹部たちは散り散りに逃げて行った。更にリックは爆薬を起爆させて聖域のゲートを突破し、ニーガンに対して発砲を続けていたがゲイブリエルに促されてその場を離れた。


リックとダリルは次の計画のため救世主の前哨基地に侵入し、基地にあるという50口径の武器を探す。居住スペースで救世主の男に襲われたリックはその男を殺すが、その男の持っていた鍵で開けた部屋で赤ん坊を見つけると、その子の父親を殺してしまったことに対し嫌悪と落胆の念を抱く。そして別の居住スペースではかつてアトランタのキャンプで仲間だったモラレスと遭遇し、銃を向けられたままローリシェーンアンドレアが死んだことを話し、モラレスからは彼が家族を全員失ったことを知らされる。しかしその時ダリルが現れてモラレスの顔面にクロスボウを撃って殺害し、「昔の知り合いでも今の状況では意味がない」と言い放つ。 前哨基地での戦いは勝利で終わったが、目的の武器は見つけられなかった。リックは基地内からグレイシーを連れてくると、エリックを失ったばかりのアーロンに彼女を預けた。


リックはダリルと共に目的の銃を積んだトラックを追跡し、車を乗っ取り運転手を殺したが、2人はその後作戦の内容を巡って口論から殴り合いに発展してしまう。更に喧嘩の最中にトラックを燃やしてしまい、トラックは銃ごと爆発炎上する。リックはダリルと別行動を取ることにし、清掃人に再度協力を要請するためゴミ山へ向かった。


道中で戦況を知らせる手紙を読み、リックはゴミ山に到着した。武器を奪われてジェイディスの元に連れて行かれたリックは「ニーガンの支配から解放された明るい未来を作る」という目標を掲げて共闘を訴え、もし協力しないならばお前たちを破壊すると脅しをかけたが、ジェイディスは申し出を拒否してリックをコンテナに監禁し、コンテナの壁に「A」の文字を書いた。 リックはコンテナから連れ出され、処刑の為に武装したウォーカーをけしかけられるが、それを回避してジェイディスを地面に押さえつけて制圧し、最終的に話し合いの末清掃人の協力を取り付けることに成功した。

リックは清掃人たちを連れて聖域に向かったが、待ち伏せに遭い清掃人たちは逃げてしまう。リックはキャロルジェリーの車に助けられた。

その後、アレクサンドリアに到着したリックは街が火に包まれているのを見てミショーンとカール、ジュディスを探しに向かった。リックの自宅にはニーガンがおり、2人は戦い始めるが最終的にリックは窓から道路に突き落とされ、そのまま撤退する。 街でミショーンと再会したリックは彼女に連れられて住人たちが身を隠している下水道に入ったが、そこには住人達だけでなくドワイトセディクもいた。カールは自分がセディクをここへ連れてきたと言うとウォーカーに噛まれた腹の傷を見せ、リックは衝撃を受ける。 カールは仲間に宛てた手紙の束をリックに渡し、救世主との戦いをやめるよう伝え平和を望むが衰弱していく。他の住人たちが下水道からヒルトップへ避難を始める中、リックとミショーンはカールを教会へ運び、彼が自ら命を絶った後悲しみに暮れながらその遺体をアレクサンドリアの墓地に埋葬した。

リックとミショーンは車に荷物を積み込み、清掃人の拠点であるゴミ山へ向かった。ゴミ山で罠にかかった2人はウォーカーに転化した清掃人のメンバー達に襲われるが切り抜け、唯一の生存者となったジェイディスと再会する。 リックは戦力である仲間を失ったジェイディスの現状は彼女自身の行いのせいだと叱責し、もはや用済みの彼女を自分たちの仲間に加えるのを拒絶すると、廃車のドアで盾を作りウォーカーを押しのけながらゴミ山を出て行った。


その後リックはカールからの手紙の束を手に取り、その中にニーガン宛の手紙があるのを見つける。リックはニーガンに無線で連絡をしてカールの死を伝えたが、カールの願い通り戦争をやめて和平を結ぶことは不可能だと考えていた。一方ニーガンはカールの死を知ってショックを受け真摯に哀悼の意を伝えたものの、救世主に抵抗したリックがカールの死を招いたと責め、降伏して戦争をやめ自分に服従しろと言った。


ヒルトップから周囲の警戒に出発したリックはニーガン率いる救世主の車列を見つけ、単独でニーガンを追うことを決意する。ニーガンの乗る車を追跡したリックは自分の運転する車をニーガンの車にぶつけるが、ニーガンは横転した車の中から姿を現し、近くの廃ビルに逃げ込んだ。リックはニーガンを追って廃ビルに入るが、最終的にニーガンには逃げられてしまう。


救世主のヒルトップへの襲撃の際、リックは戦闘中にヒルトップに到着して加勢したが、救世主の使用したウォーカーの血や内臓で汚染された武器により、ヒルトップでは負傷した住人たちがウォーカーとなって次々に蘇り人を襲い始めた。リックとダリルはこのことをタラに伝えたが、タラは既に汚染された武器によって傷を負っており、自分の運命を受け入れた。

リックはまだカールの手紙を読むことができずにいたが、カールがずっと被っていた自分の保安官帽を見て感情的になり、逃げた救世主達を追うことを決意する。アルデンから救世主たちの隠れそうな場所を聞き出すと、リックは途中でモーガンと合流してバーの跡地に向かった。しかし道中でジャレッドなど逃亡した救世主達に殴られて気を失い、目的のバーに連行されてしまう。リックは「ヒルトップに戻れば危害を加えない」と救世主達を説得したが、モーガンは救世主達全員を殺すと言って叫び声を上げ、付近に迫っていたウォーカーの群れを呼び寄せた。ウォーカーを倒すため一部の救世主と共闘もしたリックだったが、最終的にはモーガンと一緒になって救世主を皆殺しにした。

リックはカールからの手紙をようやく読み、そこに書かれたカールの願いが「ニーガンと和解して平和な社会を再構築してほしい」ということだと知った。その後、グレゴリードワイトから託された地図を持ってヒルトップにたどり着き、リック達はドワイトのメモを元に救世主への攻撃プランを立てる。しかしドワイトの地図はニーガンの罠であり、地図に従って待ち伏せ場所に向かうと口笛が聞こえ、ニーガンと救世主の集団が大挙して現れた。危機的状況ではあったが、ユージーンの仕込みによって救世主達の銃は暴発してほとんどが死傷し、生き延びた救世主達も武器を置いて降伏した。

リックはニーガンを追い、ステンドグラスの下げられた木にたどり着く。ニーガンはそこでルシールを手にリックに襲い掛かったが、リックは乱闘の途中でカールが望んだ平和のことをニーガンに伝え、それを聞いたニーガンは涙した。ニーガンのガードが緩んだ隙にリックは割れたガラスで彼の喉を斬りつけた。 しかしリックはしばらく考えた後にセディクにニーガンの治療を依頼し、その場の人々に「平和に暮らせる新しい世界を始める」と告げ、遠くに見えるウォーカーの巨大な群れを指差すと「真の脅威であるウォーカーと戦うために団結しなければならない」と宣言した。皆が移動を始めた後、リックは木に倒れかかり、「私の慈悲は怒りに打ち勝った」と涙した。 アレクサンドリアに戻ったリックはミショーンと共にニーガンに対面し、「残りの人生を独房で過ごし、コミュニティの反映を見届けろ」と告げた。

シーズン9[]

救世主との戦いから約1年半が経ち、アレクサンドリアは再建が進み活気を取り戻していた。リック達は幌馬車と農具を手に入れるため、ワシントンD.C.にあるスミソニアン博物館に向かうが、物資を手に入れた帰路で嵐により橋が壊れていることを知らされる。リックは同行メンバーに帰る場所やルートを指示し、残りのメンバーを連れて聖域で一夜を過ごすことに決めるが、道中でウォーカーに襲われ、馬を守ろうとしたヒルトップのケンが死んでしまう。聖域に着いたリックはダリル救世主のまとめ役を嫌がっていることを知り、アレクサンドリアに戻るよう彼に提案したが意見がすれ違う。夜、リックはミショーンに「ニーガンを生かしたことは正しいことだったのか」と問われるが、自分の選択を貫き、ミショーンが他のコミュニティとの間に憲章を作成することを提案するとそれに同意する。翌日、リックはヒルトップマギーの元を訪れ、救世主のメンバー達に食糧などの物資を提供することや橋の建設に協力することを求めるが、マギーは救世主達が物資と引き換えに人員と燃料を提供しなければ同意しないと言い、リックへの不満を口にする。夜になるとマギーを暗殺しようとしたグレゴリーが絞首台で処刑され、その様子を見ていたリック達はショックを受ける。

森の中では橋の建設に関わる人々のためのキャンプが設けられていた。そこでダリルとジャスティンが殴り合いの喧嘩に発展するとリックは仲裁に入り、橋の建設には救世主のメンバーの協力が必要だと説得するが、救世主からは既に脱走者が何人も出ていた。建設現場にウォーカーがなだれ込むとパニックが起こり、アーロンは片腕を丸太に潰されてしまう。そこにリック達が到着し、リックは丸太の山を撃って残ったウォーカーを一網打尽にし、アーロンの腕の処置をやり遂げたイーニッドを労った。アレクサンドリアに戻ったリックはニーガンの牢の前で語り終えると、ニーガンに「お前は世界を救っているのではなく、俺のための準備をしているにすぎない」と言われる。


登場人物
グライムズ一家 リックローリカールジュディスR.J.
キング郡 シェーンランバートレオンポーラ
ジョーンズ一家 モーガンジェニーデュエイン
アトランタの生存者キャンプ グレンアンドレアT-ドッグモラレスジャッキーメルルデールダリルキャロルソフィアエドエイミージムミランダルイスイライザ
アトランタの老人ホーム ギレルモフェリペミゲルジョージジルベルト
ジェンナー夫妻 エドウィンキャンディス
グリーン農場 ハーシェルマギーベスオーティスパトリシアジミーアネットジョセフィンショーンアーノルド
ザ・リビング デイヴランダルネイトショーントニー
ミショーンのグループ ミショーンアンドレマイクテリー
刑務所の囚人達 アンドリューアクセルオスカートーマスビッグ・タイニー
ウッドベリー 総督ペニーマルチネスシュンパートミルトンカレンヘイリースティーブンスローワンリチャードガルジュリオジャネットマクラウドジェイコブソンオーウェンエリングレッグフォスター夫人アイリーンノアポールジョディウォーレンクローリーティムリチャーズリチャーズ夫人マイケルベティエミリー
州兵 ウェルズ中尉ウィルソンブレイディショーンフランクリンキャラウェイコックス
タイリースのグループ タイリースサシャアレンベンドナ
刑務所の新メンバー ザックパトリックケイレブライアンリジーミカフリオボブルークモリーヘンリーノリスデイビッドチャーリークロエ
チャンブラー一家 タラリリーメーガンデイビッド
マルチネスのグループ ピートミッチアリシアハワード
フォード一家 エイブラハムエレンA.J.ベッカ
刑務所脱出後の生存者 ロジータユージーンゲイブリエル
クレイマーズ ジョーダンビリーハーレートニーレンルー
終着駅 メアリーギャレスアレックスマーティングレッグテレサアルバートマイク
グレイディ記念病院 ドーンスティーブンノアラムソンシェパードゴーマンジョーンリカーリフランコマギンリーベロタナカアルバラードオドネルジェフリーズギャビンパーシーハンソン
アレクサンドリア共同体 ディアナエイデンスペンサーレジアーロンエリックピートジェシーロンサムイーニッドトビンニコラスヒースデニーススコットマイキーオリビアフランシーンブルースカーターボブナタリーバーバラエリンケントシェリートミーステイシーアンナデイビッドベッツィーマイケルウィルアニースタージェスバーンズホリーリチャーズカイルノラソコーロアレックスジェンウェインロビンソン夫人シェリルラスルーシージェフリーサマンサボビーシャーリーンディネシュダンエイドリアンパークマヤオハラヴィンセント
ウルブス オーウェンエイフィッド
救世主 ニーガンドワイトシェリーティナウェイドキャムサイモンゲイブローマンマイルズジローニールプリモポーラモリーシェルドニージャレッドギャビンローラカンアルデングレイシーアンバーターニャマークジーナポッターホセブルックメルジョンフランキーD.J.リッチーレジーナジェッドノリスアラットジャスティンデュークランスゲイリーレイリーアイヴァンケイティキーノデレクディーンゴメスポーリーデュークジアレオヤゴジョーイガンサールディトッドディーノハックネルソンマーラゴードンロイデイビッドエメットイザベルジョセフクリスジョージティミーアリスマーカスジョナブランドン
ヒルトップ ジーザスバーティハーランフレディカルエドゥアルドグレゴリークリスタルアンディウェズリークレイグイーサンオスカーマルコアールハーシェルゲイジアディロドニータミーキャスパーマーティンマイルスヒルデケンステファニーニールブリアナペニーフェリックスロイトロイ
王国 エゼキエルリチャードジェリーベンジャミンダニエルダイアンケビンヘンリーアルヴァロナビラウィリアムジェニーダナカートコルトンエズラアリーヤマリアムヨシュア
オーシャンサイド ナターニャシンディビアトリスキャシーレイチェルジュールズ
清掃人 ジェイディスタミエルブリオンファロンウィンスロー
ジョージーのグループ ヒルダミッジジョージー
マグナのグループ マグナルークコニーケリーユミコバーニー
囁く者 リディアアルファアダムベータザイオンラスムスショーンヘレンガンマダンテフランシスルーファスキース
ボルチモア サイラスアマンダラマーフランクローズマティアス
ハイウェイマン アレクオジーアルフレッドマーゴ
ジョスリンのグループ ウィニーP.J.ジーナライナスミッチェルジョスリン
ブルーズワース島 バージルルーシーセレステジェレマイアリサ
The Wardens イライジャコールマヤエインズリーガスビリージェンフロストテレサアガサダンカン
収穫者 モンタニオリアフィッシャーワシントンブーンオースティンカーヴァーマンシーポープデーヴァーアンチェタパウエルポールボッシーターナーニコルズマシュー
メイズ一家 メイズメイズの兄メイズの兄嫁
コモンウェルス マーサークラークエヴァンスソレンソンガルシアバスケスホーンズビーマックスシーラトミエレインジョンリヴィッツゼルケイシーチャールズセバスチャンマーカスケイラウィリアムパメラタイラージョンソンセレステトーマスキンタナサリーアレクサルイスカッツマーフィーローマンジャンキャリーテオトビージェシージェイクグリーンクロウハートホッジスヴィッカーズアルヴェスダグラスベイカーキャッスルハウエルリムマクヒューロスエイプリルロマーノフィリップスヘンダーソンマルテンスマルテンス夫人メイキャプテンアッティラロタールキャスリーンレナウィルソンジョーンズネルソン監督官ロバーツマリアンサンボーンローズアントンブルックス
リバーベンド アニーイアンハート
その他の生存者 サムアナクララブレーク夫人クリストファーイーストマンセディクウィルヘルムレスリーマイロアメリアエイデンベイリープリンセスルシールフランクリントムジェシー
動物 ネリーフレイムバイオレットハンターデュークボタンタバサシヴァドッグ
ウォーカー サマーハンナウェインダグルイーズエリンニックエディトニービルジョーカーラデリー
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