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ウォーキング・デッドを見ていると自分が如何に暗黙のルールに守られて暮らしているのかということを考えてしまう。食べ物はスーパーに行けばあるし、外を歩いても身の危険はない。化け物に襲われることもないし、人から襲われることもない。
人間は文明によって強い群衆になったのだけれど、それが如何に大事だったか。遠い昔、人類は天敵と呼ばれるものたちを全てなぎ倒して巨大な社会を作った。だから、その力を使えばウォーカー程度の化け物は軍事作戦によって簡単にせん滅可能なように思える。でもそう簡単にはいかない。人間が変わってしまうという事態は誰がリーダーなのかという指揮系統を崩壊させてしまう。ルールが乱れれば人間同士が争う。あっという間に大参事だ。
ウォーキング・デッドではそういった文明が築き上げてきたものがことごとく失われてしまっている。文明はテクノロジーよりも、人間同士のルールが大切だった。そう思わせる。
リックは仲間を守ることを考える。でも、ウォーカーの感染症は誰が仲間なのかという枠を不安定にする。また、来訪者は迎えるべきなのか拒絶するべきなのか、はたまた仲間以外は敵と思うべきなのか。劇中でも見られるけれど、人間がある程度団結して望めばウォーカーの群れから逃れたり、もしくは撃退したりすることは容易い。でも、暗黙のルールを失った人々はその団結が出来ない。
ウォーキング・デッドはウォーカーの登場によって人間不信となった人々がどうやってサバイバルな生活を送るのか。もしくは再度、文明社会を築くことが出来るのか。これは人類の根幹の問題を描いた壮大な人間ドラマだ。

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